キリマンジャロ山麓での暮らし、家畜を育てるということ

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彼らは私の現地滞在中の宿泊先にいた牛とヤギです。

キリマンジャロ山麓には、牛やヤギなどを飼育している家庭が多くあります。

村の人々にとって牛やヤギからとれるミルクの販売は家計を支えるひとつの収入源となっています。

 

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家畜を育てるためには大量の餌が必要です。餌を確保するために村の人々は日々森から草を刈って家庭まで運ばなくてはなりません。

 

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彼はテマ村で会った男性で、重さ数十キロにもなる草を頭に乗せて運んでいました。

私も試しに持たせてもらったのですが全く持ち上がらず、頭にのせて安定させることは到底できませんでした。

ほぼ毎日このように草を刈ってきて運んでいる村の人々に思わず感心してしまいました。

 

これまでこのように村の人々は日々草を刈って家庭に運び、家畜を育て、ミルクを売って生活の足しにしていたのですが、現在その状況が変化しています。

 

キリマンジャロ国立公園法改正により、それまで村人たちが草を刈ったり薪をとったりしていたエリアに「誰も入ってはいけない」ということが決定されました。

その決定への村の人々からの抗議を受け、州政府は、

女性のみ、週に数回、決められた時間にのみ森に入って生活に必要なものをとってもよい

という決定をさらに下しました。

 

それまで男性と女性が協力して毎日行っていた仕事を、週に数回、しかも女性のみでこなすことは大変難しいことです。

しかも何十キロというかなり重い草や薪を家まで運ぶ仕事を女性のみにやらせるというのは、同じ女性として絶対に許されることではないと思います。

村の人々に話を聞いてみると、

「この州の決定により家畜の面倒を見切れなくなり、家畜を売るしかなくなってしまった。牛乳を売って得られる収入がなくなり、生活は苦しくなるばかりだ。」

とおっしゃっていた人もいました。

政府や州の決定が村の人々の生活にどのような影響を与えているのかを考える必要があると改めて感じます。

 

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キリマンジャロ山では「自然」を守るために2005年に国立公園が拡大しました。

この拡大によって、森をずっと守ってきた彼ら(村人)は森から追い出されてしまいました。

当初の目的とは相反し、この国立公園拡大は、人権侵害など様々な問題を引き起こしています。

解決にむけて当会も全力で村人をサポートしています。

どうか皆様のお力を貸してください。世界の関心がこの問題解決を後押しします。

詳しい情報はこちらから↓↓ 署名も行っております。(下記リンクよりよろしくお願いいたします。)

https://goo.gl/UBSB2t    (国立公園問題について)

http://polepoleclub.jp/kaigai.html  (当会の海外事業について)

 

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