恐るベシ、キリマンジャロの悪路

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キリマンジャロ山での調査に一緒に入る人がいる場合、だいたい「靴はどんなのが良いですか?」と聞かれます。それはそうです、なんせアフリカの最高峰キリマンジャロ山ですから。

とはいうものの、村では普通に子どもたちはビーサンを履いているし、大人もサンダル履きなんてことが結構あります。「な~んだ、それほど大したことないんだね」などと安心してはいけません。

ですので件の質問にも、「登山靴が良いです」とお答えをしています(もちろん調査で山の中を歩き回るからでもありますが)。

キリマンジャロ山の道が一変するのは、雨が降った時です。激しく降る必要はありません。ほんのちょっとでも雨で道が光り始めたら、、、もうダメです。奥深い山の中である必要もありません。村の中、ほんの少し傾いているかな程度の、晴れた日ならまったく気にもならないような坂とも言えない傾斜を前に、きっと尻込みすることになります。

たとえ高価な登山靴でも「まったくグリップしなくなりますよ」と説明すると、多くの人は「へー、そうなんですか」と一応は納得してくれます。でも実際どういう状況になるのか、理解するのは現場に行かないとなかなか難しいものです。そこでいつもこう説明を加えています。

「歩いているのがスケートリンクの上だと思ってください。それで坂道ですから、そのスケートリンクがこう斜めになってですね・・・」というと、みなさん「無理無理、絶対無理!私歩けません・・・」とおっしゃいます。現場はだいたいそのイメージ通りで間違いありません。

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状況は車も同じで、トヨタのランクルもここに掲載している写真の通り。四駆にしようが、さしたる坂でもないのにもう動けません。こうなるとチェーンを巻くしかなく、このときは結局多くの人手を借りて脱出まで2時間ほどかかりました。

車が崖側に滑ってしまい、植えられている木に救われるケースもままあります。植林は人の命も救っているのだとつくづく実感します。

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