悲劇の主は?

Clipboard02

ちょっとショッキングな写真ですが、これは5月24日にタンザニアのミクミ国立公園で起きた、トラックとキリンの事故の模様を伝える写真です。掲載されている記事には、事故を起こしたトラック運転手には罰金34百万シリング(約170万円)が科されると書かれています。現地の人には天文学的な金額で、とても払えるものではありません。当然というか、運転手は事故直後に逃げてしまいました(その後捕まったかは不明)。

ニュースレター6月号にも書いたのですが、ミクミ国立公園はその中を舗装された国道が通り抜けています。タンザニアの経済の中心地ダルエスサラームと商都モロゴロ、首都ドドマを結ぶ幹線であり、交通量も多いと言えます。長距離バスや大型トラックなどが普通に走り抜けています。

事故が起きたのは朝5時。現地の国道には街灯もなく、ヘッドライトだけが頼りです。もし暗闇からキリンが突然飛び出してきたら、果たして避けられただろうか?と思えなくもありません。

事故時の状況がきちんと考慮されるのか、記事からは読み取ることができません。野生動物を跳ねてしまったことの責任は問われるにしても、一律に罰金を科すようなやり方ははいかがなものかと思えます。トラック運転手の人生は間違いなくこれで終わってしまいました。

そもそも野生動物を楽しむサファリツアーが普通に行われている国立公園の中を、このような国道が走っていること自体に問題もあるでしょう。「国道から野生動物が見られる」 とは、ミクミ国立公園を表す一種の宣伝文句のようになっています。そりゃ事故も起きるだろうと思えます。

事故に遭ったキリンには本当に悲劇としか言いようがありませんが、野生動物が飛び出してくるかも知れない道路を、走らざるを得ない運転手にとっても悲劇と言えるかも知れません。過失責任100%がはじめから確定しているのだとすれば、まさに悲劇そのものでしょう。

*****************************************************
●インスタなども更新中!是非ご覧になって下さい!!
・HP → http://polepoleclub.jp/
・インスタ → https://www.instagram.com/tanzaniapole2club/?hl=ja
・ツイッター → https://twitter.com/tanzania_pole2
・フェースブック → https://web.facebook.com/TanzaniaPolePoleClub

●タンザニア・ポレポレクラブは会員として活動を応援していただける方を募集しております!
キリマンジャロ山での当会の植林/生活改善/自立支援活動をぜひ応援してください!
・ネットでのご入会 → こちら
・郵便振替ご利用の場合→ 郵便振替口座番号: 00150-7-77254
加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
※ 郵便振替の場合は、備考欄に「会費」とご記入ください。

*****************************************************

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中